[和同開珎]
「和銅元年、武蔵国秩父郡が和銅を献上した。この日から年号を和銅と定める」と、続日本紀に書かれている。五月に銀銭、八月に銅銭が発行されたとあるが、これが日本最初の通貨になったとされる和銅開珎のことである。和銅以前にも銅鉱石献上の記録があり、銅の文化を持っていた日本が、役人の位を上げ、罪人の罪を許したり、困窮者に米を配り、秩父郡などの税金を免除したりするなど、秩父から銅が出たことを国を挙げて祝った理由は、今までの銅と違って和銅だったことによるのです。 |
[聖神社]
聖神社の創建は和銅元年2月、守護神として金山彦命を祀る和銅の神である。流れ造りの本殿と入母屋造りの礼拝殿からなる現社殿は江戸中期の建築である。境内の宝物庫は、自然銅・蕨手刀・和銅製ムカデ(鉱山守護)などを所蔵しています。 |
[哀愁のふるさと館] 住所:秩父市黒谷122-4 TEL:0494-24-0376
建物の骨組み・戸・障子・かまど・台所用品・床下のクモの巣まで、模型とは思えないほど精巧に再現されている。「実際に人がそこに住んでいるような雰囲気や生活の匂いを表現したい。」と言う作者の心配りは、一度でも見たものをただちに魅了してしまう。実物を完全に再現した模型の世界。制作期間は3ヶ月から長いものは7年にも及ぶこだわりの技。珠玉の芸術品をご覧になって日本の哀愁を感じとってください。 |
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